ソフトウェア開発やSNSでは『WIP』という用語が使用されます。
この記事では『WIP』について、以下の内容をわかりやすく解説します。
- WIPとは
- WIPの使い方
WIPとは
WIPは、「Work In Progress」の頭文字をとった略語であり、日本語で訳すと「進行中の作業」となります。
具体的には、「進行中、作業中、処理中の状態、作りかけのもの、やりかけのもの」であり、かつ「作業を放棄していない(ちゃんと完成させる意思はある)」状態を指す用語です。
特に、IT業界やソフトウェア開発、インターネット上のSNSやチャットで使用されることが多いネットスラングです。
WIPは「ダブリューアイピー」や「ウィップ」と読みます。
WIPの使い方
WIPの使い方について、以下の使用シーンで説明します。
- ソフトウェア開発
- 開発チームが新しい機能やバグ修正の進行状況を共有する際に「WIP」を使用します。
- 例えば、GitHubのプルリクエストのタイトルやコメントに「WIP」と記載して、他のチームメンバーにまだ作業中であることを知らせます。
- デザイン
- グラフィックデザイナーやイラストレーターが作業途中のデザインをクライアントやSNSで共有する際、その投稿に「WIP」と書いたり、ハッシュタグ「#wip」を付けたりします。
- これは、「制作途中の物を公開しているよ!でも、ちゃんと完成させる意思はあるから見てね!」という表現になります。また、フィードバックを受け取りながら作業を進めることができます。
- プロジェクト管理
- プロジェクトマネージャーがチームの進捗状況を把握するために「WIP」を使用します。
- タスク管理ツールでタスクの状態を「WIP」としてマークすることで、進行中の作業を一目で確認できます。
- その他に、プロジェクト管理では、「TODO(まだ手を付けていないタスクや作業)」や「DONE(完了したタスクや作業)」や「BLOCKED(他のタスクや要因によって進行が妨げられている作業)」などを用います。
本記事のまとめ
この記事では『WIP』について、以下の内容を説明しました。
- WIPとは
- WIPの使い方
お読み頂きありがとうございました。