Webサイトや商品開発、マーケティングについて調べていると、「ペルソナ」という言葉を目にすることがあります。
少し難しそうな言葉ですが、考え方はそれほど複雑ではありません。
簡単にいうと、ペルソナとは次のようなものです。
商品やサービスを利用する「一人のユーザー像」を具体的に設定したもの
この記事では、「ペルソナとは何なのか」を、初心者向けにわかりやすく解説します。
ペルソナとは?
例えば、新しい家計簿アプリを作るとします。
利用者を、「30代の会社員」と考えるだけでは、どのような人なのかあまり具体的ではありません。
そこで、次のように一人の人物として具体化します。
- 35歳の山田さん
- 会社員
- 妻と子ども2人の4人家族
- 横浜市在住
- 平日は仕事が忙しい
- スマートフォンを毎日使う
- 家計を管理したいと思っている
- 家計簿をつけても長続きしない
- 難しい機能より、簡単に使えることを重視する
このように、商品やサービスを利用する「一人のユーザー像」を具体的に設定したものが「ペルソナ」です。
ペルソナを設定することで、
- この人なら、どんな機能を必要とするだろう?
- この人なら、どんなことに困っているだろう?
と、利用者の立場で考えやすくなり、アプリを作るときにも具体的な機能や画面を考えやすくなります。
例えば、次のようなことを考えられます。
- 入力項目が多いと、山田さんは面倒に感じるかもしれない
- レシートを撮影するだけで入力できれば便利そう
- 複雑な機能より、すぐに使えるシンプルな画面のほうがよさそう
なお、ペルソナは架空の人物ですが、完全な想像だけで作るのではありません。実際の利用者へのアンケートやインタビュー、アクセス解析、購買データなどを参考にしながら作るのが一般的です。
ペルソナのメリット
ペルソナを作ることには、主に次のようなメリットがあります。
メリット
- ユーザーの立場で考えやすくなる
- 「利用者」という漠然とした相手ではなく、具体的な一人をイメージできるため、「この人は何に困っているのか?」「どんな商品なら使いたいと思うのか?」と考えやすくなります。
- 必要な機能を考えやすくなる
- 商品やサービスに新しい機能を追加するときにも、「この機能はペルソナに本当に必要なのか?」という基準で判断できます。そのため、利用者にとって必要のない機能を増やしすぎることを防ぐことにもつながります。
- チームでユーザー像を共有できる
- 商品やサービスの開発には、企画担当者、デザイナー、エンジニアなど、さまざまな人が関わります。それぞれが違う利用者をイメージしていると、「どんな商品を作るべきなのか」という考え方がバラバラになってしまうことがあります。ペルソナを設定しておけば、「この人のために商品を作る」という共通のイメージをチームで持つことができます。
まとめ
ペルソナとは、簡単にいうと、商品やサービスを利用する「一人のユーザー像」を具体的に設定したものです。
例えば、「30代の会社員」という大まかな利用者像ではなく、「35歳、横浜市在住、妻と子ども2人、仕事が忙しく、簡単に使える家計簿アプリを探している会社員」というように、一人の人物として具体化します。
ペルソナを設定することで、次のようなメリットがあります。
- ユーザーの立場で考えやすくなる
- 必要な機能を判断しやすくなる
- チームでユーザー像を共有しやすくなる
お読みいただきありがとうございました。