開発現場でよく使う略語一覧!WIP・FYI・AFAIKなどの意味を解説!

システム開発をしていると、Pull RequestやIssue、チャット、技術記事などでWIPやFYI、AFAIKといった英語の略語を見かけることがあります。

意味を知らないと、「WIPって何?」「TL;DRはどういう意味?」「AFAIKは何の略?」と戸惑うこともあるでしょう。

この記事では、IT・開発現場でよく見かける英語の略語について、意味や使われる場面を具体例とあわせて初心者向けにわかりやすく解説します。

開発現場で使われる略語とは?

開発現場で使われる略語とは?

開発現場で使われる略語とは、Pull Request・Issue・チャット・技術記事などで、状態や意見、情報を短く伝えるために使われる表現です。

例えば、作業中であることを示すWIP、参考情報を示すFYI、自分の知る範囲であることを示すAFAIKなどがあります。

これらはコードレビュー専用の表現ではありません。開発者同士のコミュニケーションやドキュメントなど、さまざまな場面で使われます。

略語・表現元の言葉意味よく使われる場面
WIPWork In Progress作業中PR・Issueなど
TL;DRToo Long; Didn't Read長文の要約PR・Issue・技術記事など
AFAIKAs Far As I Know私の知る限りではチャット・会話など
NPNo Problem問題ないチャット・会話など
GOTCHAgotcha理解した・了解チャット・会話など
FYIFor Your Information参考までにチャット・メール・PRなど
TODOTo Do今後対応することコード・Issueなど
IMOIn My Opinion私の意見ではチャット・レビューなど
IMHOIn My Humble Opinion私の控えめな意見ではチャット・会話など
IMNSHOIn My Not So Humble Opinionあまり謙虚ではない私の意見では会話など
IMAOIn My Arrogant Opinionあえて大胆に意見を言うと会話など
LGTMLooks Good To Me問題なさそう・良いと思うコードレビューなど

WIPとは?

WIPは、「Work In Progress」の略で、「作業中」「対応中」という意味です。

例えば、まだPull Requestの作業が完了していないことを示すために、次のように使用されることがあります。

[WIP] ログイン機能を追加

この場合、「まだログイン機能については作業中です」といった意味になります。

WIPはPull RequestのタイトルやIssue、チャットなどで作業中であることを伝えるために使われる表現です。

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『WIP』については下記の記事で詳しく説明しています。興味のある方は下記のリンクからぜひチェックをしてみてください。

TL;DRとは?

TL;DRは、「Too Long; Didn't Read」をもとにした表現です。

もともとは「長すぎて読まなかった」という意味ですが、実際には長い文章の冒頭や末尾などに「要約」「簡単にまとめると」という意味で使われることがあります。

例えば、長い説明の要点だけを先に伝えたい場合、次のように書けます。

TL;DR:
認証処理を変更して、アクセストークンの有効期限を30分から60分に変更しました。

つまり、「説明が長いので、要点だけ知りたい人はこちらを見てください」という使い方です。Pull RequestやIssue、技術記事、チャットなどで見かけることがあります。

AFAIKとは?

AFAIKは、「As Far As I Know」の略で、「私の知っている限りでは」という意味です。

自分の知識の範囲では正しいと思うものの、100%断定できない場合などに使用されます。

AFAIK、このAPIはNode.js 18でも利用できます。

「絶対にそうです」と断定するのではなく、「私が知っている範囲ではそうです」というニュアンスを加えられます。

NPとは?

NPは、「No Problem」の略で、「問題ありません」「大丈夫です」という意味です。

例えば、開発者同士のチャットで次のように使用できます。

A: 修正が少し遅れそうです。
B: NP!

日本語では「問題ないです」「大丈夫です」といった意味になります。コードレビュー専用の略語ではなく、チャットなどでも使われる表現です。

GOTCHAとは?

GOTCHAまたはGotchaは、文脈によって意味が変わりますが、会話では「理解した」「了解」「なるほど」という意味で使われることがあります。

例えば、実装理由を説明してもらったあとに次のように返せます。

Gotcha, thanks!

日本語では「なるほど、理解しました。ありがとう!」といったニュアンスです。gotchaにはほかの意味もあるため、前後の文脈から判断する必要があります。

FYIとは?

FYIは、「For Your Information」の略で、「参考までに」「参考情報として」という意味です。

基本的には修正を要求するための表現ではなく、知っておいてもらいたい情報を共有するときに使用します。

例えば、関連するドキュメントを紹介する場合に次のように使用できます。

FYI: このAPIについては公式ドキュメントにも詳しい説明があります。

また、将来的に役立ちそうな情報を共有する場合にも使用できます。

FYI: Node.js 22ではこの書き方も利用できます。

「今すぐ直してください」ではなく、相手に知っておいてもらいたい情報を共有するときに便利です。

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『FYI』については下記の記事で詳しく説明しています。興味のある方は下記のリンクからぜひチェックをしてみてください。

TODOとは?

TODOは、「To Do」から来ている表現で、「やること」「今後対応すること」という意味です。

例えば、ソースコード内であとから対応する内容を示す場合、次のように書けます。

// TODO: エラー処理を追加する

重要な作業を忘れないようにする必要がある場合は、Issueなどで管理する方法もあります。

IMOとは?

IMOは、「In My Opinion」の略で、「私の意見では」という意味です。

自分の意見であることを明確にしたい場合に使用できます。

IMO: この方法の方がシンプルだと思います。

コードレビューでも使われますが、チャットなどで意見を伝える場合にも使われます。

IMHOとは?

IMHOは、「In My Humble Opinion」の略で、「私の控えめな意見では」「私見ですが」という意味です。

IMOより控えめなニュアンスとして説明されることがあります。

IMHO: この設計の方が分かりやすいと思います。

ただし、実際のニュアンスは書き手や文脈によって異なります。

IMNSHOとは?

IMNSHOは、「In My Not So Humble Opinion」の略として使われる表現です。

IMHOのHumble(謙虚な)にNot Soが加わっており、「あまり謙虚ではない私の意見では」といった意味になります。

簡単にいうと、「はっきり言うと」「あえて強めに言うと」といったニュアンスです。

例えば、次のように使用されることがあります。

IMNSHO: このクラスは責務が多すぎるので分割すべきだと思います。

ただし、IMOやIMHOほど一般的に見かける表現ではありません。意味を知らない人には伝わらない可能性があるため、チーム内で使用するときは注意した方がよいでしょう。

IMAOとは?

IMAOは、「In My Arrogant Opinion」の略として使われる表現です。

arrogantには「傲慢な」といった意味があり、「あえて大胆に意見を言うと」といったニュアンスで使われることがあります。

例えば、次のような使い方です。

IMAO: この実装は最初から作り直した方がシンプルになると思います。

一般的な表現とは言いにくく、相手によっては意味が伝わらなかったり、強い印象を与えたりする可能性があります。

LGTMとは?

LGTMは、「Looks Good To Me」の略で、「私には良さそうに見えます」「問題ないと思います」という意味です。

特にコードレビューやPull Requestで、確認した内容に問題がないことを伝えるときによく使われます。

LGTM!

LGTMは、特にコードレビューやPull Requestでよく見かける表現です。ただし、チームによってはGitHubなどのApprove機能のみを使用し、LGTMとコメントしない場合もあります。

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『LGTM』については下記の記事で詳しく説明しています。興味のある方は下記のリンクからぜひチェックをしてみてください。

開発現場の略語はどこで使われる?

ここまで紹介した略語は、Pull RequestやIssue、チャット、ソースコード、技術記事など、開発現場のさまざまな場所で使われています。

「どの略語がどこで使われるのか」を使用する場所ごとに整理してみましょう。

使用する場所よく見かける略語主な用途
Pull RequestWIP・FYI・IMO・LGTMなど作業状況、情報共有、意見、レビュー結果などを伝える
IssueWIP・FYI・AFAIK・TODOなど作業状況や課題、参考情報などを共有する
チャットNP・GOTCHA・FYI・IMO・AFAIKなど返答、情報共有、意見などを短く伝える
ソースコードTODOなどあとで対応する処理などを残しておく
技術記事・ドキュメントTL;DR・FYIなど要約や補足情報などを示す

ただし、略語ごとに使用する場所が明確に決められているわけではありません。

例えば、WIPはPull RequestやIssueでよく使われますが、チャットで作業中であることを伝えるために使われることもあります。また、FYIもPull Requestだけでなく、Issueやチャットなどさまざまな場所で使用できます。

この表は「この場所ではこの略語を使わなければならない」というルールを示したものではなく、よく見かける組み合わせをまとめたものです。

実際の使い方はチームの文化や使用しているツールによっても異なるため、略語を見かけたときは、前後の文章や会話の流れもあわせて意味を判断するとよいでしょう。

開発現場で略語を使うときの注意点

略語を使うと、長い英語を毎回書く必要がなくなり、開発者同士のコミュニケーションを簡潔にできます。

一方で、略語を多用すると、意味を知らない人にとっては文章が分かりにくくなることがあります。

特に注意したいのが、自分にとって当たり前の略語が、相手にとっても当たり前とは限らないという点です。

例えば、同じチームで普段からFYIやLGTMを使用しており、メンバー全員が意味を理解しているのであれば、そのまま使用しても問題ないでしょう。しかし、新しくチームに参加した人や開発経験が浅い人の場合、略語の意味が分からない可能性があります。

また、IMNSHOやIMAOのように比較的見かける機会が少ない表現は、意味を調べなければ理解できない人もいるでしょう。このような場合は、略語を使うことにこだわらず、通常の文章で伝えた方が分かりやすくなります。

さらに、略語の使い方やニュアンスがチームによって異なる場合もあります。チーム内で略語の使い方についてルールが決められている場合は、そのルールに合わせることが大切です。

略語は、たくさん使えばよいというものではありません。文章を短くすることよりも、相手に意図が正しく伝わることを優先して使用するとよいでしょう。

本記事のまとめ

この記事では「IT・開発現場でよく使われる英語の略語」について、以下の内容を説明しました。

  • WIPは「Work In Progress」の略で、作業中を表す
  • TL;DRは、長い文章の要約を示す用途でも使われる
  • AFAIKは「私の知る限りでは」、NPは「問題ない」という意味
  • FYI・IMO・LGTMなどは、複数の場面で使われる
  • 略語は相手に意味が伝わることを優先して使用する

お読みいただきありがとうございました。

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