この記事ではAWSの『Amazon Route 53』について、
- Amazon Route 53のヘルスチェック
などを図を用いて分かりやすく説明するように心掛けています。ご参考になれば幸いです。
Amazon Route 53のヘルスチェック
Route 53のヘルスチェックは、特定のドメインやIPアドレスに対してHTTP, HTTPS, TCPのプロトコルを使用してリクエストを行い、そのレスポンスを基にリソースの健康状態を監視する機能です。
Route 53がサポートしているルーティングポリシーの一つ「フェイルオーバールーティング」をヘルスチェックと併用することで、主系(現用系、駆動系)に障害が発生した場合、自動的に待機系にアクセスするようにルーティングすることができます。
例えば、example.comというドメイン名に「11.11.11.11(主系:普段使っているサーバーのIPアドレス)」と「22.22.22.22(待機系:障害発生時に使用するサーバーのIPアドレス)」を対応させている場合を考えてみましょう。ヘルスチェックとフェイルオーバールーティングを併用すれば、平常時はRoute 53の応答先を「11.11.11.11」にし、「11.11.11.11」のヘルスチェックが失敗になった場合には、自動的にRoute 53の応答先を「22.22.22.22」に切り替えることができます。
この仕組みにより、ユーザーは障害発生時も待機系を利用してサービスを継続的に利用することができます。また、Amazon CloudWatchを使用して、ヘルスチェックの失敗時にアラームを設定し、例えばEメールやSMSで通知を受け取ることも可能です。
フェイルオーバールーティングとは
システムがダウンした時に自動的にフェールオーバーを行い、事前に構築してある待機系のシステムにルーティングするポリシー
本記事のまとめ
この記事ではAWSの『Amazon Route 53』について、以下の内容を説明しました。
- Amazon Route 53のヘルスチェック
お読み頂きありがとうございました。