Angular CLIの『完全アンインストール方法』をわかりやすく解説！

この記事では『Angular CLI』について、

• Angular CLIの完全アンインストール方法

を分かりやすく説明するように心掛けています。ご参考になれば幸いです。

Angular CLIの完全アンインストール方法

「Angular CLIを最新バージョンに更新したい場合」や「Angular CLIを使う必要がなくなり、コンピュータから完全に削除したい場合」などには、Angular CLIを完全にアンインストールする必要があります。

Angular CLIの完全アンインストールは以下の手順で行います。

ではこれから上記の手順について順番に説明します。

「npm uninstall -g @angular/cli」でAngular CLIをアンインストール

「PowerShell」または「コマンドプロンプト(cmd)」を起動し、以下のコマンドを実行して、グローバルにインストールされているAngular CLIをアンインストールします。

npm uninstall -g @angular/cli
#エラーが発生する場合は、「--force」オプションを付けて実行しなおす
npm uninstall -g @angular/cli --force

上記のコマンドの実行結果

参考に上記のコマンドの実行結果を下記に示します。

PS C:\Users\user01> npm uninstall -g @angular/cli

removed 256 packages in 1s

「npm cache cleanコマンド」でキャッシュをクリア

「PowerShell」または「コマンドプロンプト(cmd)」で以下のコマンドを実行して、npmのキャッシュを強制的にクリアします。

npm cache clean --force

「npm cache cleanコマンド」を実行する時には、「--force」オプションをつけて強制的にクリアしています。これにより、キャッシュの破損などによりエラーが発生した場合でも、すべてのデータが確実に削除されます。

キャッシュがクリアされたことを確認するためには、以下の「npm cache verifyコマンド」を実行します。実行結果に「0 bytes」と表示されれば、キャッシュが正常にクリアできています。

npm cache verify
#エラーが発生する場合は、「--force」オプションを付けて実行しなおす
npm cache verify --force

上記のコマンドの実行結果

参考にこれらのコマンドの実行結果を下記に示します。

PS C:\Users\user01> npm cache clean --force
npm WARN using --force Recommended protections disabled.
PS C:\Users\user01> npm cache verify
Cache verified and compressed (~\AppData\Local\npm-cache\_cacache)
Content verified: 0 (0 bytes)
Index entries: 0
Finished in 0.01s

「@angularフォルダ」を削除

Angular CLIに関連するフォルダやファイルがあれば、それらを削除します。下記のディレクトリにある@angularフォルダを削除してください。

以上でAngular CLIの完全アンインストールが完了です。

再度Angular CLIをインストールする場合は、以下のコマンドを実行してください。

npm install -g @angular/cli

指定したバージョンのAngular CLIをインストールする場合は、バージョン番号を指定してインストールしてください。

npm install -g @angular/cli@バージョン番号
#例：バージョン12.2.4のAngular CLIをインストールしたい場合
npm install -g @angular/cli@12.2.4

本記事のまとめ

この記事では『Angular CLI』について、以下の内容を説明しました。

• Angular CLIの完全アンインストール方法

お読み頂きありがとうございました。