ITにおける『ホスト』と『ゲスト』とは？違いなどをわかりやすく解説！

ITの分野では、「ホスト」と「ゲスト」、「ホストする」と「ホストされる」という言葉をよく耳にします。

ITを勉強している方にとっては「ホスト」って何？「ホストする」って何？と思う方も多いはず。

この記事ではこれらの用語について

• 「ホスト」と「ゲスト」の違い
• 「ホスト」と「サーバー」、「ゲスト」と「クライアント」の違い
• ITにおける「ホストする」と「ホストされる」とは
• クラウドサービスにおける「ホストする」と「ホストされる」とは

などを図を用いて分かりやすく説明するように心掛けています。ご参考になれば幸いです。

「ホスト」と「ゲスト」の違い

IITにおける「ホスト」と「ゲスト」は下記の意味で使われています。

• ホスト
  • 何らかのサービスや情報を提供するコンピューターのこと。
  • 例えば、Webサイトを提供しているWebサーバーなどがホストです。
• ゲスト
  • 何らかのサービスや情報を利用するコンピューターのこと。
  • 例えば、Webサイトを閲覧しているコンピューターなどがゲストです(Webサーバーが提供しているサービスや情報を利用しているので)。

「ホスト」と「サーバー」、「ゲスト」と「クライアント」の違い

「ホスト」と「サーバー」は同じ意味で使用されることが多いです。どちらも「何らかのサービスや情報を提供するコンピューター」を指します。

また、「ゲスト」と「クライアント」も同じ意味で使用されることが多いです。どちらも「何らかのサービスや情報を利用するコンピューター」を指します。

つまり、「ホスト」と「サーバー」、「ゲスト」と「クライアント」は、同じ意味の用語として使用されることが多く、厳密な区別はあいまいです。

ITにおける「ホストする」と「ホストされる」とは

ITにおける「ホストする」と「ホストされる」は下記の意味で使われています。

• ITにおける「ホストする」
  • ネットワーク上で、自分のコンピューターをサーバーとして利用することで、他のコンピューターからのアクセスに対して、サービスや情報を提供すること。
  • つまり、何らかのサービスや情報を提供する側が「ホストする側(ホスト)」。
• ITにおける「ホストされる」
  • ネットワーク上で、他のサーバーが提供しているサービスや情報を自分のコンピューターでアクセスして、サービスや情報を利用すること。
  • つまり、何らかのサービスや情報を提供される側(利用する側)が「ホストされる側(ゲスト)」。

一例として、Webサイトを閲覧する場合を考えてみましょう。「Webサイトを提供するサーバー」はサービスや情報を提供しているので「ホストする側(ホスト)」になります。

一方、自分のコンピューターは「Webサイトを提供するサーバー」が提供しているサービスや情報を利用しているので「ホストされる側(ゲスト)」となります。

クラウドサービスにおける「ホストする」と「ホストされる」とは

クラウドサービスにおける「ホストする」と「ホストされる」は下記の意味で使われています。

• クラウドサービスにおける「ホストする」
  • 自分が提供するデータやアプリケーションをクラウド上に保存して、公開することで、他のコンピューターからのアクセスに対して、サービスや情報を提供すること。
• クラウドサービスにおける「ホストされる」
  • 自分が所有しているデータやアプリケーションを、クラウド上に保存して、自分自身がそのデータやアプリケーションを利用すること。

例えば、自分が開発したWebアプリケーションをクラウド上に保存して、公開した場合、他のコンピューターにサービスや情報を提供しているので「ホストする側(ホスト)」となります。

一方、自分が撮った写真をクラウド上に保存している場合、自分が撮った写真にアクセスをして利用しているので「ホストされる側(ゲスト)」となります。

本記事のまとめ

この記事では「ホスト」と「ゲスト」について、以下の内容を説明しました。

• 「ホスト」と「ゲスト」の違い
• 「ホスト」と「サーバー」、「ゲスト」と「クライアント」の違い
• ITにおける「ホストする」と「ホストされる」とは
• クラウドサービスにおける「ホストする」と「ホストされる」とは

お読み頂きありがとうございました。