コンピュートリソースとは?「意味」や「種類」をわかりやすく解説!

クラウドやサーバー関連の話でよく出てくる「コンピュートリソース(Compute Resource)」。

一見すると専門用語のようですが、簡単にいえば「コンピュータが処理を行うために使う計算資源(けいさんしげん)」のことです。

この記事では、コンピュートリソースの意味や種類を分かりやすく解説します。

コンピュートリソースとは?

コンピュートリソース(Compute Resource)とは、コンピュータが計算や処理を行うために必要なCPUやメモリなどの計算資源の総称です。
コンピューティングリソース」と呼ばれることもあります。

このコンピュートリソースは、ハードウェアだけでなく仮想化されたリソースも含みます。具体的な例として、以下の要素がコンピュートリソースに含まれます。

  • CPU(中央演算処理装置)
    • コンピュータの「頭脳」です。命令の実行や計算を行います。
  • GPU(画像処理装置)
    • 3Dグラフィックスの処理やAI学習など、大量の並列計算を得意とするプロセッサです。
  • メモリ(RAM)
    • 処理中のデータを一時的に置く「作業台」です。メモリ容量が多いほど、同時に多くのタスクを処理できます。
  • ストレージ(HDD / SSD)
    • データを長期的に保存するための領域。SSDは高速な読み書きが可能です。
  • ネットワーク帯域幅
    • サーバー間やクラウドとユーザー間でデータをやり取りする通信速度・容量です。
  • 仮想マシン(VM)やコンテナ
    • サーバー上で仮想的に作られる計算環境です。クラウドでは、物理的なサーバーを複数のユーザーで分割して使うために利用されます。

クラウドの文脈では、コンピュートリソースは主にCPU、メモリ、GPUなどを指し、ストレージやネットワークは別のリソースとして扱われることが多いので注意してください。

「AWS Lambdaで動かしていた処理を、EC2上のコンテナ(ECS)で動かすようにすると、実行環境や利用するCPU・メモリといったコンピュートリソースの種類が変わったことになります。

本記事のまとめ

この記事では『コンピュートリソース』について、説明しました。

「コンピュートリソース」は、難しそうな専門用語に聞こえますが、要はパソコンやサーバーが動くための“体力”や“頭脳”です。

特にクラウドサービスでは、コンピュートリソースの利用量によって料金が変わるため、どのリソースがどれくらい必要かを把握することが、コスト削減や性能改善につながります。

お読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク